顔やせに効果的な
セルフケア・治療とは?
いくら体がシュッとしていても、顔が太っていたりむくんでいたりすると、スマートな印象を与えることはできません。
顔をスッキリさせて、体とのバランスを取り、全体的にスマートな印象を与えられるようになるためにはどうしたらよいのでしょうか。
顔が太ってしまう原因、顔やせに効果的な方法、そして簡単に顔やせができる美容皮膚科での施術について解説していきます。
まずは原因を理解!顔が太ってしまう原因とは?
顔やせの方法を知る前に、顔が太ってしまう原因を把握していないと、適切な対策がとれません。「最近、顔が太ったかな?」と感じている人は、以下の原因に心当たりがないかどうかチェックしてみましょう。
1顔の筋肉の衰え
顔の筋肉が衰えると、顔全体が垂れ下がったような印象になり、だらしなく太ったように見えてしまいます。
また、アゴのラインが崩れたり、ほうれい線が目立ちブルドッグのような印象になってしまう恐れが。普段から感情をあまり顔に出さない人や、人と会話をする機会が少ない仕事についている人は、特に気をつけてください。
2むくみ
「顔だけが太って見える」「飲み会の次の日に顔が太っている」という人は、太っているのではなく「むくんでいる」可能性が高いでしょう。
むくみとは、脂肪ではなく水分が肌の内側にたまっている状態で、前日にアルコールを摂りすぎたり、塩分を摂りすぎたりすることによって発生します。
むくみは一時的な症状のため、朝の時点で顔が太っていたと思っても、夜に改善されていれば、特に問題ありません。
逆に、むくみが数日間続くようであれば、何らかしらの病気にかかっている可能性もあるため、病院で診察を受けることをおすすめします。
3肥満
顔は比較的脂肪がつきにくい場所ではあるものの、体重が増えると顔にも脂肪はついてしまいます。
ほっぺたがパンパンに張っていたり、あごが二重あごになっていたりする場合は、脂肪が原因で顔が太っている可能性が高いでしょう。
また、顔についたお肉は重力の影響を受けて、その後たるみにつながってしまう可能性もあります。顔についた脂肪は中々落としにくいため、とてもやっかいです。
4薬の副作用
ステロイド系の薬を使用していると、副作用で顔が丸く腫れてしまうことがあります。
この状態は「ムーンフェイス(満月様顔貌)」と呼ばれ、ステロイドによる食欲の増進、脂質の代謝障害によって発生するので、ステロイド系の薬を飲んでいる人は注意してください。
また、これらが原因で顔が太ってしまった場合は、食生活に気をつけるのはもちろんですが、薬の量を減らしたり、使用を中止したりしない限り、症状は改善されません。
マスクの下に要注意!小顔のカギは「顔の下半分」
小さい顔と大きい顔の違い、それは「顔の下半分」の脂肪量によって差が出てきます。
以下のイラストは、顔の長さや幅、首の太さなどは全く同じであるのに、右のイラストの方が顔全体が大きく見えています。顔の下半分のボリュームだけが違うのです。
つまり、頬、フェイスラインなど「顔の下半分」のボリュームとなる「むくみ」「脂肪」こそが、顔やせを成功させるポイントになります。
解決法を学んで実践!「顔やせ」に効果的?
9つの方法
1「顔のエクササイズ」で顔やせ
表情筋を動かして、顔の筋肉を鍛える方法です。顔の筋肉を鍛えることによって、フェイスラインが少し引き締まった印象を与えることができるでしょう。
ただ、ピンポイントで「顔やせ」するのには、あまり効果を期待できませんし、間違った方法で行っていると逆にシワの原因になってしまうこともあります。
2「マッサージ」で顔やせ
顔全体をマッサージすることによって、むくみをとることができます。ただ、こちらもむくみをとる場合には有効ですが、肥満が原因で顔が太ってしまっている場合は、あまり効果は期待できません。
3「全身の運動、ダイエット」をして顔やせ
全身の運動やダイエットを通して、最終的に顔やせを目指す方法です。顔は元から脂肪がつきにくい部位であるため、落とすのにも時間がかかります。
顔やせの効果を実感できるのには、相当の時間がかかるでしょう。
4「アイテム・グッズ」を活用して顔やせ
「ころころローラー」など、顔のむくみをとったり、引き締めたりする効果があるアイテムやグッズを活用する方法です。
5「ツボ押し」で顔やせ
頭〜顔のツボを押して、むくみを解消する方法です。こちらも「むくみを解消する」ときには有効ですが、「顔についた脂肪を取る」ことはできません。
6「ガム」を噛んで顔やせ
ガムを噛んであごを動かし、表情筋を鍛える方法です。あごを動かすことで確かに表情筋を普段より多く動かすことにはなります。
しかし、顔のたるみに影響を及ぼす表情筋は一つではなく様々あり、作用もそれぞれ異なります。
あごだけを動かすこの方法では、気になる部分のたるみを予防したり改善するには十分ではないでしょう。
また、やりすぎると逆にエラが張る原因になってしまうかもしれません。
7「食生活の改善」で顔やせ
食生活を見直すことで顔のむくみを改善する方法です。塩分やアルコールの過剰摂取は顔にむくみを生じさせ、顔がパンパンに張ってしまう原因になります。
特にお酒好きな人は、ついつい塩分の多いおつまみやチーズ、ハムなどに手を伸ばしがち。
いつのまにか塩分過多になっていることも多いので、アルコールや塩分の摂取量には気を付けましょう。
パンパンに張ったお顔の原因がむくみの場合は、塩分やアルコールの摂取は控え、食生活を改善することによって、ある程度の顔の腫れは解消されるでしょう。
8「エステ」の顔やせコース
エステでの顔やせマッサージコースなどを利用も、顔やせの方法の一つとしてあります。
マッサージのほかにエステマシンでの顔やせコースなどもありますが、医療マシンに比べると効果はかなり限定的。
エステを受けたその日は顔がすっきりしたけれど、その後長くは効果が続かなかった、という経験をした方も多いのではないでしょうか。
手軽だけれど顔やせ効果は一時的と割り切る必要があるかもしれません。
9「美容外科」の手術で顔やせ
美容外科で受けられる手術にフェイスリフト術があります。
たるんで余分になった皮膚や筋膜を切り取ってリフトアップすることで、顔を大きく見せていたたるみが解消されるという効果があります。
ただ、美容外科で行うこの手術はメスを使った侵襲性の高い(人体に対する影響・リスクなどがある)方法であるため、簡単に手軽に顔やせしたい!という方には向きません。